開催概要

アートセンターBUGでは2024年8月30日~9月16日に開催する「キャラクター・マトリクス」の関連トークイベントを開催しました。

本展をキュレーションしたたかくらかずき氏に加え、後藤繁雄氏(編集者・アートプロデューサー)、中川大地氏(批評誌『PLANETS』副編集長)をゲストにお招きし、美術史におけるキャラクター表現やゲームと現代美術の関係性などについてお話ししました。

開催日時

2024年9月7日(土)18:00-19:30

参加費

無料
事前要申込、会場開催

後藤繁雄
後藤繁雄

編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサー、京都芸術大学教授。編集者として坂本龍一や篠山紀信らのアーティストブックや写真集を多数編集し、コンテンポラリーアートについての自著も多数ある。数々の展覧会のプロデュースを行い、過去には篠山紀信や蜷川実花らの大型美術館での展覧会などを手がけた。近年では「GINZA SIX」の巨大な中央吹き抜けでの展示プロデューサーも務め、2021年には名和晃平の大規模展示「Metamorphosis Garden」を、2024年4月からはヤノベケンジの新作「BIG CAT BANG」をプロデュースしている。そして2025年3月にオープンする体験型の次世代美術館「ハイパーミュージアム 飯能」の館長に就任が決定し、日本のアート業界を第一線で牽引し続けている。また、ハイパー園芸家を自認し「アートと庭のコミュニティ」を主宰している。

中川大地

1974年、東京都墨田区生まれ。批評誌『PLANETS』副編集長。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員(第21~23回)、芸術選奨メディア芸術部門推薦委員(第71〜73回)。ゲーム、アニメーション、テレビドラマなどのポップカルチャー全般をホームに、日本思想や都市論、人類学、情報技術などを渉猟して現実と虚構を架橋する各種評論などを執筆。著書に『東京スカイツリー論』(光文社、2012年)、『現代ゲーム全史』(早川書房、2016年)など。


たかくらかずき/Kazuki TAKAKURA
たかくらかずき

1987年、山梨県出身。東京造形大学大学院修士課程修了。ビデオゲームやピクセルアート、VR、NFT、AIなどのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。作品は山梨県立美術館や足利市立美術館、メキシコ、ボストン、韓国、ニューヨークなどで展示。京都芸術大学非常勤講師。