開催概要
アーティストステートメントは、作品やアーティスト自身を知ってもらうための大切な役割を担う文章です。
テーマやコンセプト、制作動機などを作者自身の言葉で表現することで、作品やアーティストの個性をより魅力的に伝えることができます。特に公募の書類審査においては、応募者と審査員とをつなぐコミュニケーションツールとしても重要です。
本講座では、ステートメントを執筆する際に必要な視点や考え方を、事例を交えながらわかりやすく解説します。講師の田村かのこさんはアート・トランスレーターとして、人、文化、言葉のあいだをつなぐコミュニケーションの可能性について「翻訳」という観点を軸に探求し、場や内容に応じた創造的な対話のあり方を提案してきました。
この講座では、美しい文章を完成させることを目的とするのではなく、「作品やアーティストとしての自分を、どのように他者に伝えるか」という視点から、表現を深めていきます。
BUG Art Awardへの応募を考えている方はもちろん、今後のアーティスト活動や他の公募に挑戦したい方にもおすすめの内容です。
※本講座では日本語で書くステートメントを想定してお話しします。
▼こんな方におすすめ
「ステートメントの書き方を基礎から学びたい方」
「ご自身の作品や活動内容の言語化に悩んでいる方」
「BUG Art Awardへの応募を考えている方」
「今後、色々な公募に申し込んでみたいと考えている方」
2025年12月11日(木)19:00-21:00
無料
事前要申込、オンライン開催

アートトランスレーター。アート専門の翻訳・通訳者の活動団体「Art Translators Collective」代表。人と文化と言葉の間に立つ媒介者として翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。札幌国際芸術祭2020ではコミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐ様々な施策を実践。非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当している。
