開催概要
2025年12月17日(水)〜2026年2月8日(日)に開催する「バグスクール2025:モーメント・スケープ」の開幕にあわせ、出展アーティスト7名とキュレーター・池田佳穂さんによるオープニングトークを開催します。
キュレーターの池田さんより、本展に込めた想いや会場構成などについてお話しいただきます。
また、出展アーティストの皆さんには、展示作品の制作背景や、会期中にアーティストによって開催される参加型プログラムの内容について、そして本展への意気込みなど、さまざまな角度からお話しいただきます。
2025年12月17日(水)19:00 – 20:30
無料
BUG
40名
<登壇者>
本展出展アーティスト:Aokid、芦川瑞季、KANOKO TAKAYA、坂本森海、タツルハタヤマ、八木恵梨、𠮷田勝信
本展キュレーター:池田佳穂
最高の展示になると確信する大充実のスタート!
初日ならではの期待と緊張が入り混じる初日の夜、担当キュレーターの池田佳穂さんと参加アーティスト7名によるトークイベントが開催された。池田さんは、「モーメント(=瞬間)」をきっかけに、どのように日常の生を見つめ直すことができるのかを参加アーティストたちに問いかけたという。それに呼応した作品と体験型プログラムに込めた思いを、各アーティストがそれぞれの言葉で語っていった。
東京という都市の営みに着目したのはAokidさんと芦川瑞季さん。Aokidさんは、会期中も発展し続ける作品とダンスを通して、東京駅と別の場所との距離感を知覚することを試み、芦川さんは近年リサーチを続けている東京湾のゴミ埋立地をモチーフにしたリトグラフ作品で、風景と身体感覚の関係を問い直す。個人的な経験や記憶を作品に展開したのはタツルハタヤマさんと、坂本森海さん。タツルさんは大学から自宅までの2時間半の帰り道で深めた「居場所」についての思索や、湧き上がった神話的イメージを刺繍作品として表現し、坂本さんは、母の影響で幼少期から繋がりのあったインド・ナガランドをテーマに陶芸と映像作品を展開する。自身の感覚や内的イメージを形にするのはKANOKO TAKAYAさんと、八木恵梨さん。KANOKOさんはインドネシア・バリ島で生活する中で出会った文化や素材を取り込みながら、自身の感覚を立体や平面作品へと昇華させ、八木さんは、言葉にしがたい内面のイメージを、半魚人とテーブルというモチーフで表現する。採集者・デザイナー・プリンターという複数の視点を横断するのは𠮷田勝信さん。自作したカメラオブスキュラで光を採集し、会期中のモーメントを積み重ねていく。
熱のこもったトークは休みなく1時間半続き、作家と来場者、作家同士の関係が深まることで、展示そのものの深みが増していった。今後のプログラムも含め、バグスクールが来場者との関わりの中で変化し、成長し続ける空間であることをあらためて実感させるひとときだった。(本展運営アシスタント:山下港)




