開催概要
タツルハタヤマさんの作品には、服や帽子など「身につけるもの」が時折登場します。今回は、たくさんある布の中から思い思いに好きなものを選び、DIY精神で制作してみるワークショップです。身につけるものが自らの手から生まれる感覚と、それを実際に身につける感覚。その両方を、ハタヤマさんと一緒に楽しんでいきます。
2025年12月20日(土)13:00-16:00
無料
事前要申込

現実と妄想の境界があいまいになる瞬間に魅力を感じ、ドローイング、服、タペストリーなど様々な表現方法を試しながら作品を制作している。近所の草花や子どもの時の記憶、世界各地の神話を手掛かりに美術を通して新しい物語を紡いでいる。
主な展覧会:
2025年 個展「カラフルなパレード」Art Center Ongoing、東京
主な受賞歴:
2024年 第27回岡本太郎現代芸術賞(特別賞)
2022年 第25回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト
カラフルなアイテムで自分を解放!
外で感じる不安をカラフルな服で乗り越え、手作りの服で自身の内面を表現しているというタツルハタヤマさん。そんなタツルさんによる、服や帽子などのアイテムを自由に彩り、身につけて、外へ繰り出すプログラムが開催された。
まず参加者は、タツルさんが用意した様々な色や柄の生地の中から、気に入ったものをいくつか選んでいく。選ぶだけでも楽しく、自然と会話が生まれ、和気あいあいとした雰囲気に包まれる。その後、生地を好きな形に切り、縫い付けたり、安全ピンで留めたりして、用意したシャツや帽子などに付け足していく。生地選びの盛り上がりとは一転、みんな集中して黙々と作業を進める。約2時間の制作時間はあっという間だ。そして、完成したアイテムを身につけ、みんなで外へ繰り出し、撮影会をおこなった。一人で着るには少し勇気が要りそうな、個性的な作品ばかりだったが、みんなで一緒に身につけることで一体感と高揚感が生まれ、誰もが堂々としている姿が印象深い。ただ作って終わりにするのではなく、この感覚を体験することこそ、タツルさんが大事にしようと考えたものだ。
参加者は、実際に作って身につける行為を通して、タツルさんの作品や考え方との距離がぐっと縮まったに違いない。自分は服飾の専門家ではないと言うタツルさんの普段の制作のように、技術や正解を学ぶのではなく、各自が自由に作品を作り、身につけ、自分を表現できる鮮やかな時間だった。(本展運営アシスタント:山下港)






