開催概要

芦川瑞季さんは、出会った風景やそのときに受け取った感覚を起点に、リトグラフ技法で作品を制作しています。今回は版画技法を学ぶのではなく、芦川さんが近年関心を寄せる「使い道のない公園」に焦点を当てます。当日は芦川さんのトークを踏まえて、BUG周辺の風景のなかで身近な素材を用いて「公園」をつくります。芦川さんの制作背景により深く触れながら、都市の風景と新たな視点で向き合うワークショップです。

[アーティストから皆さんへ]
皆さんは「公園」と聞くと、何が浮かびますか。
遊具で遊ぶ子供たちでしょうか。自然と触れ合える場所でしょうか。
私は、都市の中にぽっかりと生まれた “空白地帯” を思い浮かべます。

2023年から私が時折足を運んでいる「海の森公園」は、ゴミの処分場の跡地を埋め立てて再開発された場所です。
広大で人工的につくられた空間でありながら、雑草が生い茂り、どこか管理の手が届かないような雰囲気があります。
誰かのものであるようで、そうでもないような、空白地帯。
私は、こうした場所を「使い道のない公園」と呼んでいます。
このワークショップでは、BUGの周辺の風景の中に、皆さんとともに “自分だけの公園” を勝手にこしらえてみたいと考えています。

身近な景色の中に「使い道のない公園」を見出すことで——
無駄だと思っているけれど大切にしていること、心のなかでずっと宙ぶらりんになっていること、間接的にでもかたちにできたら面白いなと思うのです。

開催日時

① 2025年12月28日(日)13:00 – 16:00
② 2026年 1月12日(月) 13:00 – 16:00
※各回の内容は同じです。

参加費

無料
事前要申込

芦川瑞季/Mizuki ASHIKAWA

1994年生まれ。武蔵野美術大学大学院博士後期課程修了。出会った風景から受容した気分をもとに、リトグラフを用いて作品制作を行う。版の表面性や不可逆性と、知覚から得られる情報を重ね合わせ断片的イメージを構成している。近年は過渡性のある風景に関心がある。

主な展覧会:
2025年  個展「芦川瑞樹 展」アートゾーン神楽岡、京都
2024年 「落石計画第14 期 霧界/Unbound」旧落石無線送信局跡、北海道
2023年 「誰かのシステムがめぐる時」トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京

主な受賞歴:
2022年 第3回 PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ2022 一般財団法人NISSHA財団賞
2021年 第8回山本鼎版画大賞展 大賞
2019年 アートアワードトーキョー丸の内2019 A.A.T.M.2019三菱地所賞
2018年 第19回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト


12月28日