開催概要
作品や展覧会の記録としての「写真」は、アーカイブとポートフォリオ作成の中心的な要素です。「作品–写真」の関係をテーマとした本講座では、主に「平面作品」「立体作品」「展覧会」の三つのトピックを取り上げ、その撮影・編集方法の基本となる考え方について、事例を交えながら解説をします。作品や展覧会の魅力を写真の中でいかに「表現」することができるか――という課題について、また複製技術としての写真メディアが作品制作に与える影響について、アーティストの目線を通して学びます。
2025年11月27日(木)19:00-21:00
無料
事前要申込、オンライン開催
講座アーカイブ
2026年2月18日(水)までの限定公開です。
※講座のレジュメはこちらからご覧いただけます。

2009年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、2011年に東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料専攻修了。2013年に「ドイツ学術交流会奨学金(DAAD)」を受賞して以降、ミュンヘンと東京を拠点に活動し、2016年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号(美術)を取得。2019年にミュンヘン造形美術アカデミー修了、フローリアン・プムへスル教授のもとでマイスターシューラー号を取得。「空虚(Void)」をめぐる思考をもとに、多様なメディアを横断的に扱いながら作品制作とアートプロジェクトに取り組み、国内外で発表する。
2020年には広島県に拠点に移し、2021年より広島県福山市の商業施設リノベーション再生事業「iti SETOUCHI(イチ セトウチ)」とともに発足した、コンテンポラリーアートの企画・運営事業を行う「Setouchi L-Art Project / 略称:SLAP(スラップ)」の立ち上げに携わり、2022年に総合ディレクターに就任。創作活動と教育活動の一方で、瀬戸内エリアの文化創生・振興プログラムの企画・監修・運営にも取り組む。美術作家、大学教員、アートディレクターとして、アートの可能性を実践的立場から探求し続けている。
