開催概要

アートセンターBUGでは、活動方針のひとつとして「アーティスト/アートワーカーのキャリアを支援する」という内容を掲げています。そして、これまでも多様な側面から支援を試みてきました。そのなかで今回は、アートワーカーの中でも批評家やライターといった「書き手」に焦点を当てたトークイベントを開催します。

日本では、批評という仕事の経済的な厳しさやキャリア構築の難しさがしばしば語られますが、近隣諸国の現状はどのようなものでしょうか。韓国や台湾では、書き手がどのように活動を続け、また業界内でどのような役割を担っているのでしょうか。そして、その活動背景にあるアートシーンはいかに?

本イベントでは、日本、韓国、台湾で書くことに従事する3名をゲストに迎え、それぞれの活動におけるリアルな姿を語っていただきます。それぞれのちがいから書き手の現在地を知り、また相互に示唆を得る機会にしていきたいと考えます。

<こんな方におすすめ
「批評家やアートライターの仕事に関心を持ち、キャリアパスや生き方を知りたい方」
「海外アートシーンの動向や日本との違いに興味のある方」
「書く仕事に関する新たな可能性を探りたい方」

開催日時

2025年7月5日(土)18:00 – 20:00

参加費

会場

BUG

定員

50名

<登壇者>

中島水緒/Mio NAKAJIMA
美術批評

1979年東京都生まれ。雑誌やウェブに書評、展覧会レビューなどを寄稿。主なテキストに「鏡の国のモランディ――1950年代以降の作品を「反転」の操作から読む」(『引込線 2017』、引込線実行委員会、2017)、「前衛・政治・身体――未来派とイタリア・ファシズムのスポーツ戦略」(『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』、EOS ART BOOKS、2020)、「無為を表象する――セーヌ川からジョルジュ・スーラへ流れる絵画の(非)政治学」(『美術手帖』2022年7月号)など。
https://nakajimamio.sakura.ne.jp/index.html

紺野優希/Yuki KONNO
美術批評家

主に韓国で活動する美術批評家、インディペンデント・キュレーター。「アフター・10.12」(Audio Visual Pavilion、2018年)、「韓国画と東洋画と」(gallery TOWED、FINCH ARTS、Jungganjijeom II、2022年)などを企画。GRAVITY EFFECT 2019 美術批評コンクール次席。 『パドグラフ雑誌』編集、および「パドグラフ」の韓国側運用を務める。

岩切澪/Mio IWAKIRI
台湾在住アートライター、翻訳者

1971年福岡生まれ。大学・大学院時代を過ごした京都を経て、2000年より台北在住。1999年より主に日台の美術専門メディアにて現代アートについてのレビューや書評などを執筆。2002年~2006年アジア・アート・アーカイヴ(香港)台湾担当研究員。出産・子育てを機に、2010年前後からは、教育や農も含めた、芸術をより広く捉えた文筆活動を、翻訳と編集を中心に進めている。時にギャラリーや美術館でのイベント、展覧会企画も行う。ライフワークはピアノ鑑賞、オイリュトミー、山歩き。

*写真:イータン・パヴァヴァロン(伊誕·巴瓦瓦隆/Etan Pavavalung)の作品の前で