開催概要

【プログラム概要】
トモ都市美術館主催でバグスクール関連企画を開催。トモトシさんと一緒に知恵を絞りながら、深夜の東京駅周辺を前向きにサバイブしてみます。普段は見えない都市の表情や都市のルールを体験してみましょう。

開催日時

2025年1月11日(土)24:00-04:30

参加費

無料
予約不要

トモトシ

1983年山口県出身。国立大学法人豊橋技術科学大学建設工学課程を卒業後数年にわたって建築設計・都市計画に携わる。2014年より展覧会での発表を開始。「人の動きを変容させるアクション」をテーマに主に映像作品を制作している。また2020年よりトモ都市美術館を運営し、新しい都市の使い方を提案している。

主な展覧会:
2021年「ミッシング・サン(芸術競技2021)」代々木TOH、東京
2019年「有酸素ナンパ」埼玉県立近代美術館、埼玉
2018年「tttv」中央本線画廊、東京

主な受賞歴:
2019年 イメージフォーラム・フェスティバル2019 観客賞
2019年 CREATIVE HACK AWARD 2019 準グランプリ


昼の街で、夜の探検

移動や仕事目的のイメージが強く、終電後の様子の想像がつかない東京駅で、みんなで終電を逃し、終電後の駅周辺を観察し歩いてみる企画を行った。東京駅地下に集合し、駅から出て真冬の深夜の冷気の中に繰り出した。皇居周辺では、人影もまばらで明かりも少ないからこそ、警備員や監視用のライトなど、普段は見過ごしている何気ない要素に目が行った。適宜、コンビニで暖を取った。コンビニも都市の中では当たり前のような存在だが、深夜の散策では格好の目標となり、この上ない癒やしを与えてくれた。銀座のクラブイベントを横目に、スマホで流す音楽や参加者の持参した楽器の演奏で踊るなど、時間が経つにつれ盛り上がりは高まっていった。最後は築地で引き返し、BUGの前で解散となった。参加者同士でも積極的にコミュニケーションを取り合いながら東京駅周辺を新たな視点から体験した時間は、その後の日中の生活にも小さからぬ影響を与えたに違いない。(本展運営アシスタント:山下港)