開催概要
[プログラム概要]
宇田川直寛さんによるフェミニズムについて「話してみる」会をラーニングスペースで開きます。
当日は宇田川さんと本展キュレーターの池田佳穂が、リラックスした雰囲気のなかでお待ちしております。
下記の「アーティストから皆さんへ」の文章を読んで、少しでも気になった方、ぜひお気軽にお越しください。
※予約不要、途中参加・退室は自由です。
2025年1月13日(月祝)14:00 – 16:00
2025年1月27日(月)17:00 − 19:00
無料
予約不要
BUG

主に写真を用いて作品を発表。日々の生活と同時に重ねるように行われている作品制作という妙な行為に機能している法的なものに惹かれている。「どうして私は作品を作れるのか」という内省的な文言の解釈を「正しく間違える」方法で作品化している。東京を拠点に活動。中央大学法部卒。
主な展覧会:
2024年 「写真鉱山 / 全き家ではー内訳による」Sprout Curation、東京
2023年 「幽霊の道具|TOOLS OF GHOST」Sprout Curation、東京
2021年 「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川
主な受賞歴:
2015年 Foam TALENT the selected photographers
2013年 第8回写真「1_WALL」ファイナリスト
テーブルを囲み、生まれる、優しい時間
参加者がフェミニズムについて自由かつ気軽に話せる場を設けた。宇田川は、自身が子育てをする中で、誰にとっても大事なはずのフェミニズムについて、普段の人間関係の中で語り合うことの難しさに気付いたという。そんな宇田川の問題意識を元に作られたこの場に用意されたのは、テーブルとお菓子だけ。ここではフェミニズムについて教えてくれる先生がいる訳でも、学べる本がある訳でもない。ただ、性や慣習、社会の中での他者との関係について、自分が普段感じていることを、ゆっくりと話し、聞いて、うなずき合っていく時間が流れるだけだ。普段改まって人と話すことが憚られるような話も、初めて顔を合わせたメンバーで共有していった。それは、誰の存在も考えも排除することなく、優しく包みこんでくれる時間だった。その時間を可能にしたのは、考え、悩みながら、アーティストとして、そして父親として日常を生きている宇田川の人柄だったに違いない。(本展運営アシスタント:山下港)