開催概要
ちぇんしげさんが昨年立ち上げた研究会「記述の会」第二回目をBUGでゲリラ開催します。
「記述の会」では語学スキルを上達させるためではなく、あくまで多様な記述方法(言語に限らず)を交流することや、異なる線の引き方や言語への関心を引き出すきっかけを作ることを目的とします。
今回は東京駅にいらっしゃる外国籍観光客をゲストとしてお招きします。ぜひPDFの詳細をチェックしてみてください。
2025年1月22日(水)13:30〜15:00
無料
事前要申込

1993年台湾台北生まれ。東京藝術大学美術研究科博士後期課程先端芸術表現領域在籍。絵画表現と記述表現を主軸に両者をめぐる配置方法や境界、共存、乖離を遊んでいます。最近はおトクな視覚像(情報の圧縮)や多言語社会、多言語マンガの記述方法に関心を寄せています。https://www.chenshige.com
主な展覧会:
2023年 「TOKAS-Emerging 2023 / 玄関をDumplingするには漂流なり」トーキョーアーツアンドスペース、東京
2023年 個展「郊外住みの,一石二鳥」APどのう、茨城
2022年 個展「一粒は小棚に逃込む」NADiff a/p/a/r/t、東京
主な受賞歴:
2022年 TOKAS-Emerging2023選出
2020年 第22回グラフィック「1_WALL」グランプリ
ちぇんしげ流・言語の遊び方
ちぇんしげが言語や文字に対する関心から始めた研究会「記述の会」をバグスクールでも行った。1回目は、まず東京駅周辺にいる外国人に声をかけ、その人が持っている母国語のメモを見せてもらったり、母国語で文章を書いてもらったりして、ポーランド語やネパール語といった言語のサンプルを集めた。それをBUGに持ち帰り、集めた文字や、参加者自身の母国語で書いた文字を模写して見せ合い、それぞれの言語や参加者の文字についての感想を共有した。2回目は、BUGでテーブルを囲み、まず各自の言語や方言に対するエピソードや思いを語り合った。そして引き続き緩やかに話をしながら、ちぇんしげが集めたビルマ語やサンスクリット語などの学習教材を見て、気に入った文字や単語の模写をしていった。単語や文法を暗記するような一般的なイメージの語学学習とは異なり、ちぇんしげが平生から感じている言語の面白さをみんなで感じ合える豊かな時間だった。(本展運営アシスタント:山下港)