開催概要

アートセンターBUGで2024/3/6~4/14に開催する千賀健史個展「まず、自分でやってみる」の関連イベントとして、大阪中之島美術館主任学芸員の中村史子さんをお招きし、トークイベントを開催します。

中村さんは学生時代より写真と現代美術の関係について研究されてきました。また愛知県美術館で「これからの写真」(2014年)「生誕120年安井仲治展」(2023年)などの写真展をはじめ、数々の現代美術の企画展を担当され、国際芸術祭あいち2022のキュレーターも務められました。

千賀健史さんは、写真家としてキャリアをスタートしていますが、現在は写真だけでなく、映像や書籍、装置、それらを含むインスタレーション等、その時々のテーマに対して最適な表現手法を選択されています。また、事実をただ写すことだけが主題に迫る方法ではないという考えのもと、作品はリサーチがベースでありながらも、常にフィクションの要素が交えられています。

今回のトークでは、展覧会の見どころや作品が生まれた背景、千賀さんの表現の変遷などについて、中村さんの写真やコンテンポラリーアートに携わられてきた視点から、話を引き出していただきます。

 

▼こんな方におすすめ

「千賀健史さんの思考や表現についてもっと知りたい方」
「写真と現代アートのいずれか、もしくは両方に関心をお持ちの方」
「写真を使用した表現について見識を深めたい方」

開催日時

2024年3月29日(金)19:00-20:00

参加費

無料

事前要申込、会場とオンライン配信のハイブリット開催

中村史子/Fumiko NAKAMURA
大阪中之島美術館主任学芸員

大阪中之島美術館主任学芸員。2007年から2023年まで愛知県美術館学芸員として「放課後のはらっぱ」(2009年)、「魔術/美術」(2012 年)、「これからの写真」(2014 年)、「生誕120年 安井仲治」(2023年)等を企画、担当。また、あいちトリエンナーレにアシスタントキュレーターとして第一回から関わり、「国際芸術祭あいち2022」(2022年)のキュレーターを務める。加えて、愛知県美術館にて若手作家を個展形式で紹介する「APMoA Project, ARCH」を企画し、伊東宣明、飯山由貴、梅津庸一、万代洋輔を取り上げた。主な外部企画のキュレーションに「Play in the Flow」(チェンマイ、タイ、2017年)があるほか、雑誌や書籍等への寄稿多数。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。

千賀健史/Kenji CHIGA
アーティスト/写真家

1982年滋賀生まれ。2008年大阪大学基礎工学部卒業。第16回写真「1_WALL」グランプリ、第44回キャノン写真新世紀優秀賞、第8回大理国際写真展最優秀新人写真家賞を受賞。また、アルル国際写真祭The Luma Rencontres Dummy Book Award Arles2019,2022ショートリスト入り。主な展示に、第16回写真「1_WALL」グランプリ個展“Suppressed Voice”(ガーディアン・ガーデン、2018)、「写真新世紀展2021」(東京都写真美術館、2021)、千賀健史個展“Hijack Geni”(Reminders Photography Stronghold、2022)、プリピクテジャパンアワード「Fire & Water」(東京都写真美術館、2022)がある。

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