開催概要

アートワーカー(企画者)向けプログラム CRAWLは、文化芸術のフィールドでさまざまな形で企画について考えながら、実践してきた方たちをお招きして、レクチャーを開催します。

昨年に続いて2025年の三回目は労働研究者の中村天江さんをお招きいたします。

個人事業主でもどこかに雇われていても自分たちの労働環境を良くするための3つの仕組みをお話ししていただきます。

講師からのコメント
日本の「働き方」やそれを支える仕組みについて研究しています。
ライフスタイルの多様化や技術革新により、働き方は刻々と変化し、新たな仕組みが誕生しています。例えば、アーティストにも多い個人事業主(フリーランス)については2024年に法律が整備され、働く人が自ら出資しみんなで意思決定する「ワーカーズ・コレクティブ」は2020年に法律が整備されました。また、近年は賃上げ(所得向上)が急務となっており、労働組合(ユニオン)の重要性も高まっています。
一方、アーティストやアートワーカーは独立して働く人も多く、他の職種に比べて、働き手を守り、労働条件・労働環境を改善するための仕組みや法制度について知る機会が多くありません。そこで本レクチャーでは、労働の最新動向から、アートで生きていくのに役立つ仕組みを紹介します。

こんな人にオススメ
▷フリーランスで文化芸術の仕事をしている人
▷文化芸術のフィールドでの働き方に不安がある人
▷より良い環境で働きたい人

開催日時

2025年9月12日(金)19:00-21:00

会場

オンライン(Zoomを用いて開催いたします)

参加費

無料、事前要申込

中村天江/Akie NAKAMURA
労働研究者
アート好きの労働研究者。「働くの未来」をテーマに調査研究・政策提言を行う。
1999年、リクルート入社。就職・転職等の人材サービスの企画職を経て、
2009年、リクルートワークス研究所に異動。2016年、一橋大学にて博士号(商学)を取得。
2021年、新しい報酬概念の提案で全能連マネジメント・アワードで表彰される。
2021年10月、連合総研に転職。2024年より早稲田大学、法政大学の非常勤講師。
厚生労働省「新しい時代の働き方に関する研究会」等、政策検討にも関わる。