開催概要

藤瀬朱里さんによるドローイングに関するミニレクチャーとワークショップを開催します。
ワークショップでは藤瀬さんが制作で使用する、紙漉きの手法を応用した「紙と糸で描くドローイング」を体験します。
ユニークな手法のドローイング体験を起点に、私たちを取り巻く社会や環境について考えてみましょう。

【アーティストから皆さんへ】
私たちはこの地球で大気に浸り、天候に晒され、感情を動かしながら互いに影響しあって生きています。時には思うようにコントロールできなかったり、待つことしかできないということもあるかもしれません。一方で石のように硬直していた物事が何かのきっかけで解体していくこともあります。このような世界の中でどのような線を描くことができるでしょうか?
ドローイングは、常に変容し続ける世界に応答する試みでもあります。
整った紙やデバイスの表面に線を引くだけでなく、線の中に空気を含ませたり、コントロールの難しさや複雑さに向き合いながら線を描いてみると世界の見え方にも新たな気づきがあるかもしれません。

開催日時

2023年12月17日(日)13:00-15:30(受付開始 12:45 )

参加費

無料

対象

中学生以上(13歳以上)

定員

10名


藤瀬 朱里/Akari FUJISE

日常に偏在する痕跡を捉えることで、世界を理解するための新しい言語の構築を試みる。
ドローイングを軸として制作を行う中でその概念を拡張することにも関心を持ち、リサーチャーとしてコンテンポラリードローイングの研究にも携わっている。
https://akari.studio

主な展覧会:
2023年「Where the kiss will be tomorrow」BLOCK HOUSE、東京
2022年「Songs to make the dust dance on the beams」UNTITLED space、東京
2021年「静かな解体の音が聞こえる」Gallery33、東京


プログラム実施風景