開催概要
アートセンターBUGで2025/2/19~3/23に開催する第1回 BUG Art Award グランプリ受賞者個展 向井ひかり「ザ・ネイムズ・オン・ザ・ビーチ」の関連イベントとして、ダンスユニット、アグネス吉井さんをお招きしたワークショップを開催します。
アグネス吉井さんは、白井愛咲さんとKEKEさんによるダンスユニットです。街を歩き、外で踊り、短い映像を数多くSNS(@aguyoshi)に投稿されています。当日は、アグネス吉井さんの自己紹介を兼ねたレクチャーとウォーミングアップをアートセンターBUGの展示室内で行います。その後はBUGから出て、東京駅周辺を歩きながら、街の中にある物の形や場所の雰囲気をからだ全体で味わってみます。激しい運動はしないので、運動神経が悪くてもダンスが苦手でも、全く問題ありません。お散歩のつもりで気軽にご参加ください。向井さんにとっても初めての挑戦。ぜひ一緒に街を歩きながら、いつもと違った街の景色を発見してみましょう!
※雨天の場合は屋内の会場を使用します。
※当日は動きやすい服装、多少汚れても良い服装でお越しください。
※終了時刻は若干前後する場合がございます。
本展アーティスト 向井ひかりさんより
私は、日常生活で起こる様々な現象を発見し、それを元に作品を作っています。
例えば取り込んだ洗濯物の表面温度であったり、電車がホームを通り過ぎる速度であったり、見えないけれど海の向こうにあるであろう陸の存在だったりと様々です。それらは私の偏った身体によって見つけられたものではありますが、作品で自分を表現するというよりは、発見したものをより知りたい、また発見したものの面白さを見せたい、という意図があります。
また、私は運動が苦手で、日常で必要な範囲以上に体を大きく動かすことに慣れていません。筋力や運動神経というより、大きく動かすことで、自身の体が把握できなくなることが恥ずかしい、という感覚がある気もしています。
アグネス吉井さんのZINEを読んだとき、『ダンスは人の身体ではなく「場所」が主役。場所が導く振付に従うだけなので、「自分を表現」する必要はありません 。伝えたいことは 、場所の良さ。散歩が好きな人であれば、外で踊ることもきっと楽しめると思います。』という言葉があり、お二人の活動に更に興味を抱きました。
自分と気になるものが似ていて、かつ自分が苦手とすることで表現しているお二人を見て、見ているだけでも十分だけれど、今回は一緒にダンスすることに挑戦したいと思っています。
こんな方におすすめ
・アグネス吉井さんに関心をお持ちの方
・アグネス吉井さん、向井さんと一緒に身体を動かしてみたい方
・向井ひかりさんの思考や表現についてもっと知りたい方

2025年3月2日(日)14:00 – 16:00
無料
事前要申込
BUG
15名

街を歩き、外で踊る、2人組ダンスユニット。短い映像を数多くSNSに投稿している。アグネス吉井のダンスは場所の特性(凹凸や傾斜,地形など)によって振り付けられ、身体ではなく場所が主役となる。毎月どこかの街を訪ねて短いダンスを制作するプロジェクト「もやよし」を2017年1月から継続中。「もやよし」内で制作したダンス映像は、Instagram、Twitter(X) にて発表(@aguyoshi)。劇場空間以外でのダンスを志向し、SNSでの作品発表以外にも、ワークショップ、トーク、野外パフォーマンス、演劇作品の振付、ミュージックビデオやWebCMの振付・出演などを行う。
ウェブサイト

1998年千葉県生まれ、東京都育ち。2022年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。
砂地に通りかかったら、砂山を作ってみる。なんとなく砂をちょっと手で盛る。
手に押された砂つぶの流れのような小さな出来事も、宇宙で起こりまくっている膨大な出来事の一つと捉えて記録していく。惑星の爆発と同列に扱う。
複数の素材や、数々の出来事を合わせて彫刻を作ります。
近年の活動に、個展「リンクスケーター」(WALLA、2023年)、「もてぎ里山アートフェスタ」(城山公園、2022年)、CSLAB×MELLOWゼミ「ジェンダーに関する観察と実践」(黄金町エリアアートマネジメントセンター K-Library、2019年)など。令和三年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展 優秀賞受賞(2022年)、第1回 BUG Art Award グランプリ受賞(2024年)。
http://mukaihikari.com