開催概要

お正月の穏やかな雰囲気のなかで、野口竜平さんと一緒に展示作品《干しエイリアン》を制作するワークショップです。野口さんの代表作《蛸みこし》や近年続けている「蛸」の調査から発見した、豊かなイメージ群と付随する感覚を、手先を動かしながら考えてみましょう。本展のために制作された物語に沿って開催するため、物語内のキャラクターも登場するかもしれません。

【アーティストから皆さんへ】
タコと聞いた時に、蛸と凧どちらを思い浮かべますか?
私は、訪れた土地で竹を切り、割って、組み立て、通りすがりの人と担いでみる、蛸型お神輿《蛸みこし》と言うものをつくっています。ある浜辺でのこと、通りすがりのおじさんが「おお凧揚げか!」と言って蛸みこしを担いでくれたことがありました。竹を持って、みんなで空を見上げる《蛸みこし》は、凧揚げともとても似ていることに気付いたのと同時に、2つのタコが思わぬところで繋がったことをおもしろく感じました。
「竹を空に掲げる」ことには、なにかのおめでたさや、ありがたさ、のようなものがあるように感じています。私は、その不思議な感じを、空と竹、蛸と凧、から調べています。
当日は「大ヒット商品の生み出し方講座」のビデオを見ながら、みんなでコタツに入って、竹ひごを曲げ、蛸型の凧《干しエイリアン》をつくりお正月の空に掲げてみましょう。

ー🪁 ー

大人気商品はなぜ大人気商品なのでしょうか。売れる商品には必ず理由があります。そんな必勝哲学を伝授してきたクリエイティブプロデューサー・ツイチPによる「大ヒット商品の生み出し方講座」の特別お正月編です。干しエイリアン爆誕秘話を、「ハル」と言うキーワードで解説します。貼り付けて、張りをいれ、春を迎える、新春スペシャルビデオです。

ー🪁 ー

開催日時

2024年1月6日(土)13:00〜16:00(受付開始 12:45 )

参加費

無料

対象

誰でも参加可能

定員

15名


野口 竜平/Tappei NOGUCHI

1992年うまれ。芸術探検家。遭遇の方法をつくる。
意味や目的で区切られた世界を通り過ぎることと、そこに生じるつかのまの共異体 ─ バラバラなものたちがめいめいに存在する間に着目し活動を展開。
主な活動に、太平洋諸島としての日本列島“ヤポネシア”の視点から、タイヤをひっぱり、島嶼群を一周してあるく〈太平洋とタイヤひっぱり〉─ 台湾、屋久島、種子島、奄美大島。8本の腕のそれぞれに独立した知性がある“蛸”をモチーフに、人間への問いをひらく〈8人の蛸みこし〉─ 大分、福岡、兵庫、東京、静岡、鎮海、山口など。
https://note.com/mukadematuri

主な参加プロジェクト:
2023年「おもしろい人に会いたい!」アーツカウンシルしずおか、静岡
2022年「豊岡演劇祭」竹野海水浴場、兵庫
2021年「Meet the Artists」森美術館、東京


プログラム実施風景