開催概要
時吉あきなさんが作品制作で実際に使用する手法を用いて、都市で暮らす私たちの生活をユニークな視点から見つめ直すワークショップです。当日は「食べたものが胃の中で合わさって生まれる“ハッピーフードモンスター”」の世界観で、各自でモンスターを制作し、時吉さんと一緒に観察したり、想像を膨らませたりします。
※2回開催ですが、同じプログラム内容です。
①2025年1月19日(日)15:00-18:00
②2025年1月26日(日)15:00-18:00
無料
事前要申込

1994年大阪府生まれ、京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。スマートフォンで撮影した対象の写真をコピー用紙に出力し、原寸大の立体コラージュとして再現する作品を制作。正確に再現しながらも、平面の写真を強制的に立体にすることで不自然な歪みや独特の表情を持つ複製物が生まれる。本物と複製物がだいたい同じだと認識できる状態をテーマとし、平面と立体、リアルとフェイクを行き来しながら、複製を繰り返すことによる表現を試みる。
主な展覧会:
2022年 個展「気になる中華料理店」WHITEHOUSE、京都
2018年 個展「ナンバーワン」ガーディアン・ガーデン、東京
ワークショップ経験として、2020年「ハム☆スター美術館で〇〇中!?」東京都現代美術館、東京
主な受賞歴:
2017年 第16回グラフィック「1_WALL」グランプリ
子どもも大人もモンスターとハッピータイム!
食べたものが胃の中で混ざり合って生まれるハッピーフードモンスターを作るワークショップを行った。参加者には、その日食べたものを撮影してくる課題が出されており、それを印刷した写真を素材とした。まず、写真から気に入った色や形を切り取り、モンスターのコラージュ作品を紙の上に作った。そして、それを元に、新聞紙でモンスターの立体的な形を作り、切った写真をコラージュ作品と同じように新聞紙の上に貼り付けた。モンスターを作り終えると、名前や出身地、元になった食べ物、鳴き声、特徴といった、そのモンスターの情報を考え、用紙に記入して図鑑を完成させた。単にコラージュで立体作品を作るだけでなく、食べ物という各自の日常生活が伝わる素材を使ったり、図鑑で言葉による創作も行ったりすることで、多層的で豊かな内容となった。子どもの参加者も多く、子どもの付き添いで来たつもりの親御さんも一緒になって熱中している姿が印象的だった。(本展運営アシスタント:山下港)
1月19日(日)
1月26日(日)