開催概要

トモトシさんが2020年から主催する「トモ都市美術館」では現代都市における実験的な試みを実践・紹介してきました。
今回は既に90回以上実施した「都市をたずねる」シリーズを、BUG直結の東京駅を舞台に開催します。(「都市をたずねる」は、主に路上ツアーや参加型アクションを通じて、トモトシさんのアイディアを現在進行形で試行する企画です。)当日は遊び心あるルールに沿って、トモトシさんと東京駅の地下を巡ってみます。

開催日時

2024年12月20日(金)18:00-21:00

参加費

無料(施設入場料は各自負担)
事前要申込

トモトシ

1983年山口県出身。国立大学法人豊橋技術科学大学建設工学課程を卒業後数年にわたって建築設計・都市計画に携わる。2014年より展覧会での発表を開始。「人の動きを変容させるアクション」をテーマに主に映像作品を制作している。また2020年よりトモ都市美術館を運営し、新しい都市の使い方を提案している。

主な展覧会:
2021年「ミッシング・サン(芸術競技2021)」代々木TOH、東京
2019年「有酸素ナンパ」埼玉県立近代美術館、埼玉
2018年「tttv」中央本線画廊、東京

主な受賞歴:
2019年 イメージフォーラム・フェスティバル2019 観客賞
2019年 CREATIVE HACK AWARD 2019 準グランプリ


東京駅ラビリンス、3時間の大調査

東京駅の地下でアートピースを探し歩く企画を行った。東京駅のような都市の駅周辺には様々なアートピース(芸術作品)が設置されているが、普段の生活では特別な注意を向けることなく、何気なく見過ごしてしまっている。そこでこの企画では、東京駅の巨大な地下空間の中で、どのようなアートピースをいくつ見つけられるか、みんなで調査してみた。作品名と作家名が標記された分かりやすいものもある一方で、造形性の高いゴミや装飾的な地図など、アートと呼べるのかが曖昧なものに出会うと、その都度全員で議論し、アートピースとして登録するか多数決を取っていった。最終的に、3時間ひたすら歩き回って22のアートピースを発見した。迷路のような東京駅の構内では、参加者の方々が日常生活の中で得た知識が大いに役立った。また、各アートピースについての議論を通して「アートとは何か?」というようなシンプルな問いを改めて考え直す機会ともなった。(本展運営アシスタント:山下港)