開催概要

アートセンターBUGで2024/10/30~12/1に開催する吉田志穂個展「印刷と幽霊」の関連イベントとして、千葉市美術館学芸員の森啓輔さんをお招きし、トークイベントを開催します。
森さんは日本近現代美術や美術批評を専門とし、「Nerhol 水平線を捲る」(千葉市美術館、2024年)、「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」(同、2023年)など、数々の現代美術作家の展覧会を企画・担当されてきました。
写真家の吉田志穂さんは、デジタルとアナログを往還させる独自の制作手法の追求、ニュートラルな壁掛けの展示方法を避け、空間を生かしたインスタレーションの実践を通じて、現代美術における写真表現の可能性を拡張してきました。
今回のトークでは、展覧会の見どころや新作が生まれた背景、吉田さんの表現の変遷などについて、森さんの現代美術に携わられてきた視点から、話を引き出していただきます。

こんな方におすすめ
「本展覧会の見どころや作品への理解を深めたい方」
「吉田志穂さんの思考や表現についてもっと知りたい方」
「写真と現代アートのいずれか、もしくは両方に関心をお持ちの方」

開催日時

2024年11月2日(土)19:00 – 21:00

参加費

無料

事前要申込

会場

BUG

定員

40名

森啓輔/Keisuke MORI
千葉市美術館学芸員

1978年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員を経て現在、千葉市美術館学芸員。専門は日本近現代美術、美術批評。高松次郎、もの派を中心とした1960–70年代の美術動向の研究と並行して、絵画、彫刻に関する現代美術作家の展覧会を企画・担当。近年の主な展覧会に「Nerhol 水平線を捲る」(千葉市美術館、2024年)、「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」(同、2023年)、「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」(同/京都国立近代美術館と共催、2022年)、「宮島達男 クロニクル 1995–2020」(同、2020年)など。主な著書に『ぺらぺらの彫刻』(共著、武蔵野美術大学出版局、2021年)、『Jiro Takamatsu Critical Archive』(共著[vol.4]、ユミコチバアソシエイツ、2012年)など。