キベラ“スラム”から見つめる世界
語られてきた私から、語る私へ。
ケニアの首都ナイロビにある巨大スラム・キベラに暮らす若者たちが、自らの手で撮影した写真・映像を通じて、「語られてきた存在」としてのスラム像を問い直し、「語る主体」として立ち上がります。
将来の夢を聞くと、多くの若者が「ジャーナリスト」と答えるのは、自身の存在を社会から無視され疎外されてきたという実感があるからです。寄付によって集まったカメラと、プロの写真家・映像作家による技術指導をきっかけに、彼女/彼らが自身の暮らし、よろこびや苦しみ、働く姿や生きる希望を記録しはじめました。これは単なる記録ではなく、「語る力」を獲得していく過程そのものであり、これまで外部の視点によって一方的に消費されてきた「スラム」のイメージを、本人たちの手で再定義していく行為でもあります。
本展では、100点を超える作品と、アーティスト自身による作品解説映像などを展示します。会期中には、キベラで暮らす若者に聞いてみたいことを質問し、後日返事が届く“対話”の機会を設けるなど、被写体と観客のあいだに「語りの往復」が生まれる場をつくりだします。東京の中心にあるホワイトキューブからは遠いとされてきたケニアのスラムでの視点をBUGに持ち込むことで、「表現すること」の根源的な力、そして、よろこびを問い直す試みです。
企画者プロフィール

SIer、広告制作会社、博報堂ケトルを経て、株式会社こたつを設立。
旅の途上で出会ったアフリカの孤児・貧困児童と女性へのサポートを目的としたエシカル・クリエイティブ・コレクティブSHIFT80ファウンダー、NPO法人シフトエイティ代表理事。
旅やキャリアに関するエッセイ執筆、講演のほか、キャンピングカーをモバイルオフィス&家として、日本各地を旅しながら働くスタイルを実践中。
著書:「旅の良書2020」に選出された世界一周旅行記『旅がなければ死んでいた』(KKベストセラーズ)、『かわいい我には旅をさせよ ソロ旅のすすめ』(産業編集センター)など。
受賞歴:Forbes JAPAN 2025年「NEXT100:100通りの世界を救う希望」、価値デザインコンテスト グランプリ・経済産業大臣賞、
第11回女性社長アワード「J300アワード」、Cannes Lions、New York Festivals International Advertising Awards、Spikes Asia、Ad Fest、広告電通賞など。 ACC2022審査員。
出品アーティスト(予定)
アシニナ・イブラヒム・チェムタイ/Asinina Ibrahim CHEMTAI
アジリコメ・ポポ/Aziricome POPO
イスマエル・オティエノ/Ismael OTIENO
ヴィンセント・オロコ/Vincent OROKO
エドワード・ディジー/Edward DIZZE
ジェレミア・オニャンゴ/Jeremiah ONYANGO
ステファン・オドゥオール・オグツ/Stephene Oduor OGUTU
デイヴィット・オティエノ/David OTIENO
パースリー・オティエノ・オモンディ/Parsley Otieno OMONDI
フランクリン・オランド/Frankline OLANDO
ラマダン・ウェブカ/Ramadhan WEBUKHA
ラマダン・サイード・アリ/Ramadhan Said ALI
2026年4月25日(土)ー5月31日(日)
11:00 — 19:00
火曜
※ただし5月5日(火祝)は開館します。
無料
BUG
SHIFT80




