開催概要
藤岡亜弥個展「Forget Me Not」の関連イベントとして写真家、作家、デザインなど多岐に渡る活躍をする清水裕貴さんをお招きして「写真で語らせること、「物語」が生まれること」と題したトークイベントを開催します。
清水さんはそれぞれの土地に伝わる過去や伝説のリサーチを行い、物語を立ち上げ、写真とテキストを組み合わせた作品を制作してきました。
いっぽうで、これまでスナップを主な撮影手法として作品を展開してきた藤岡さんが、本展では初めてリサーチ(?)、謎解き(?)をしながら作品制作に挑みました。
藤岡さんが実際に体験した出来事は現実に起こったことであるはずなのに、あたかも物語のようなドラマチックさを感じさせます。さて、物語は展覧会という空間内においてどのように語られうるものでしょうか。
写真を展覧会で見せるときの言葉とイメージの関係性や「物語」はどこまで作者の口から語られるべきなのか。
現実はありとあらゆるところで人々の物語で満ちており、誰もがカメラを備えて自分の気持ちに沿った風景や情景を切り取ることが可能になった今において、あらためて、写真が語ることのできる「物語」の可能性についてお話をお伺いします。
2026年10月17日(土曜日)
19:00-20:30
BUG
無料・要予約

1984年千葉県生まれ。2007年武蔵野美術大学映像学科卒業。2011年第5回写真「1_WALL」グランプリ受賞。2016年第18回三木淳賞受賞。土地の歴史や伝承のリサーチをベースにして、写真と言葉を組み合わせて風景を表現している。2017年頃から小説の執筆を開始。2018年新潮社「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞。主な出版物に『岸』(赤々舎、2023)、『海は地下室に眠る』(KADOKAWA、2023)、『花盛りの椅子』(集英社、2021)、『ここは夜の水のほとり』(新潮社、2019)。
主な個展に「眠れば潮」(PURPLE、2023)、「浮上」(PGI、2024)。主なグループ展に「とある美術館の夏休み」(千葉市美術館、2022)、「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」(東京都現代美術館、2024)、「オランダ×千葉 撮る、物語る —サラ・ファン・ライ&ダヴィット・ファン・デル・レーウ×清水裕貴」(千葉県立美術館、2025)。

1972年広島生まれ。2007年に文化庁新進芸術家海外研修制度によりニューヨークに滞在。2013年より故郷・広島を拠点とし、終戦から70年が経過した広島の現在を写した写真集『川はゆく』(赤々舎)で木村伊兵衛写真賞ほか多数受賞。2021年には金沢21世紀美術館「ぎこちない会話への対応策」展に出品。ニューヨークの国際写真センターやSEIZAN GAlleryのグループ展など国内外で展示多数。サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館に作品が収蔵されている。
主な写真集に『わたしは眠らない』(赤々舎)、『さよならを教えて』(Ricochet)などがあり、写真集『Life Studies』を刊行。2026年7月には昨年英語・フランス語で刊行され、アルル国際写真祭にて14万人を動員した書籍・展覧会「I’m so happy you are here」が日本に「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」として巡回。京都芸術大学講師。
