開催概要
2026年7月3日(金)〜7月12日(日)にBUGで開催する「In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026」に際し、参加アーティストである池添俊と美学者の伊藤亜紗のトークをおこないます。
本プログラムでの池添俊の上映作品である《スペクトラム》(WIP)は、精神疾患とそのケアをめぐる長編作品のワークインプログレスです。ケアを担う方達などへのインタビューやリサーチを踏まえながら制作される本作は、多くのことばをひとつの作品の中で溶かし合うように共有することが特徴的です。ゲストである伊藤亜紗氏はそれぞれに異なる身体を通じて認識する世界の違いを美学の分野にて研究をしてきました。その研究の中でさまざまな身体を持つ人に出会ってきました。上映という形式は多くの人が作品を同じ時間の中で分かち合うものです。そのようなある種の集合的身体知を獲得していく作品体験のあり方と池添の作品と制作について、美学者の伊藤亜紗氏をゲストに迎え、2人が制作や研究の中で出会ってきたことなども含めてお話しいただきます。
【こんな方におすすめ】
▷他人がどのように世界を見ているか気になる人
▷「ケア」という言葉に関心がある人
2026年7月5日(日)18:30 – 20:00
無料
事前要申込

1988年香川県生まれ、大阪府育ち、東京都を拠点に活動。
映画作家、アーティスト。普段社会や歴史の中で声が残されない者たちの映画を作るため、個人の話や記憶を収集し、普遍的な物語へと再構成する。フィルムとデジタルなど、様々なメディアを用いた映画やインスタレーション作品を発表し、映画と現代美術の領域を横断しながら、国内外で活動を展開している。
【参加した主な映画祭と展覧会】
「令和6年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント『ENCOUNTERS』」(TODA HALL & CONFERENCE TOKYO、東京、2025年)
「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川、2022年)
「第31回マルセイユ国際映画祭」上映(Théâtre du Gymnase、マルセイユ、フランス、2020年)
美学者。東京科学大学未来社会創成研究院/リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。博士(文学)。その人固有の身体的経験や感性のはたらきなど、言葉にしにくいあいまいな領域について研究している。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)、『体の居場所をつくる』(朝日出版社)、『身体の美学入門――感性から捉えなおす人間の本質』(中公新書)など。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、第19回日本学士院学術奨励賞受賞。
