「ドゥーリアのボールルーム」は、 2026年6月に東京・アートセンターBUGで開催予定の展示企画です。
医療的ケア児・者の養育者と、クィアカルチャーを生きてきた人たちが、同じプロセスに居合わせながらパフォーマンス制作を行うプロジェクトです。本企画では、特定の立場や経験を説明したり、社会的なメッセージをまとめたりすることを目的としていません。
異なる背景や速度を持つ人たちが、同じ時間・同じ場に居合わせてしまう。その状況そのものを、ひとつの構造として提示することを試みます。

【イベント概要】

ドラァグクイーンのエスムラルダさんに、これまでの半生についてお話しいただきます。
長く活動を続けてこられた時間のなかには、1990年代のシーンから現在に至るまでの、時代の変化や断絶が含まれています。
個人の経験としての変遷と、その背後にある時代の空気や文化的な文脈は、必ずしもひとつの流れとして整理できるものではありません。本企画では、それらを歴史として整序したり、現在の視点から意味づけたりすることを目的とはしていません。
むしろ、異なる時代に属する経験や感覚が、ひとつの語りのなかでそのまま並置される状況に触れることを試みます。
出来事をひとつの物語としてまとめるのではなく、ひとりのドラァグクイーンのメイクが少しずつ変化していくように、語りが重なり、ずれていく場を、ゆるやかに開いていきます。
エスムラルダさんは本企画のドラァグ監修としても参画しています。


【こんな方におすすめ】

・クィアカルチャーやドラァグの実践に関心のある方
・ひとりのひとの語りと、時代の空気が交差する場に関心のある方
・異なる時代を生きる人の感覚が重なる瞬間に関心のある方
・語りの途中や揺れに関心のある方

開催日時

2026年4月28日(火)19:30-21:00

会場

オンライン

参加費

無料、事前要申込


エスムラルダ/Esmralda
ドラァグクイーン、ライター、脚本家、歌手、俳優

1972年生まれ。1994年よりドラァグクイーンとして各種イベント、メディア、舞台公演等に出演し、大学や自治体等での講演活動も行っている。2002年、東京都のヘブンアーティスト(大道芸人公認制度)ライセンスを取得。2018年には及川眠子・中崎英也プロデュースによるドラァグクイーン・ディーヴァ・ユニット「八方不美人」のメンバーとして歌手デビュー。また2012年、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞に本名で応募した作品が優秀賞受賞。以後、ドラマ・映画・舞台の脚本を手がける。2026年、脚本・作詞を手がけたミュージカル『檸檬SOUR』が、「Musical Awards Tokyo2026」のミニシアター賞を受賞。

Twitter/Instagram:@esmralda001

も/MO

台北育ち、京都市在住。覚えやすくするために名字の一文字目を活動名の「も」としています。
2025年までNPO法人Dance Boxのダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi」のメンバーとして活動。
システムエンジニアとしてキャリアを積む中、自身の病やそこからはじまる医療、医療以外の社会的な経験を通じて「ケア」とその手前にあるその対象が持つ共振性に関心を持つようになりました。言語化すると難しいことでも、アイディアを直感的に理解したり、いろいろな人と体験を共有できるような企画を立案していきます。
主な出演作に、Monochrome Circus「FLOOD」(2019、京都芸術センター)、Mi-Mi-Bi「島ゞノ舞ゝゝ」(2024、豊岡演劇祭公式プログラム)など。