開催概要
アートセンターBUGで開催中の雨宮庸介個展「雨宮宮雨と以」の関連イベントとして、ダンス研究、ダンスドラマトゥルク、日本舞踊師範の中島那奈子さんをお招きします。
中島さんは実践者としての知見を踏まえながら、ダンスにおける〈老い〉やアーカイブなどの研究をされてきました。
自身の身体を素材として常駐するレクチャーパフォーマンスを行う雨宮庸介もまた必然的に老いてく存在です。他者へ自らの存在と行為を引き継ぐ方法はどのようにして可能なのか。表現における〈老い〉は、作品にどのような変化をもたらすのか。
ダンスドラマトゥルクとして研究と実践を今も往来する中島さんと本展出品アーティストの雨宮さんが本展と切り分けることのできない素材としてのアーティスト/人としてのアーティストについて話します!
▼こんな方におすすめ
「本展/アーティストについてもっと知りたい方」
「ダンスやパフォーマンスに関心のある方」
2023年10月20日(金)19:00-21:00
無料
事前要申込、会場とオンライン配信のハイブリット開催
20名
ベルリン自由大学にて博士号(舞踊学)取得。
ドラマトゥルクとして国内外の実験的舞台作品に関わり、2017年にはアメリカドラマトゥルク協会のエリオットヘイズ賞特別賞受賞。2022年よりカナダバンフセンターで、ダンスプログラムのファカルティ・ドラマトゥルク(教員)を務める。
近年の活動として2022年Kyoto Experiment 京都国際舞台芸術祭「フォーエバーポストモダンダンス」スクリーニングレクチャーや、東京芸術祭にて Farm-Lab Exhibiton のメンターなど。
編著に『老いと踊り』(共編外山紀久子、勁草書房、2019年)がある。ダンスドラマトゥルギーの普及のための情報サイトを開設・運営している。
1975年茨城県生まれ。山梨県在住。第15回グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ。現公益財団法人江副記念リクルート財団の奨学生として2011年に渡欧し、2013年Sandberg Institute(アムステルダム、オランダ)修了。2014年度文化庁新進芸術家海外研修員(アムステルダム、オランダ)。以降、ベルリンに拠点を構え、2022年に帰国。現在、日本を拠点に活動。
主な個展に『H&T. A,S&H. B&W. (Heel&Toe. Apple,Stone&Human. Black&White.)』SNOW Contemporary、東京(2021)、主なグループ展に『土とともに 美術にみる〈農〉の世界―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―』茨城県立近代美術館(2023)、『Reborn-Art Festival 2021-22』日和山公園 旧レストランかしま、石巻(2021)、『りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed』弘前れんが倉庫美術館、青森(2021)など。
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