開催概要

関西を拠点に活動するギャラリスト/キュレーターの山中俊広さんをお招きして、本展キュレーターの池田佳穂さんとトークを開催します。ギャラリー、アートプロジェクト、博物館と複数の現場を精力的に横断している山中さんと、アートマネジメントやアートシーンについてあらゆる角度からお話する予定です。アートマネジメント職に興味のある方、キュレーターの2人からみるアートシーンについて気になる方、ぜひお気軽にお越しください。

【トークゲストから皆さんへ】
長年関西を拠点に現代美術/アートの企画に関する仕事を続けてきましたが、このたび初めて東京でお話する機会をいただき、とてもありがたく思っています。
トークでは、本展キュレーターの池田佳穂さんと、「アートマネジメント」について様々な視点での話題提供ができればと思います。池田さんとは世代の違いはありますが、お互いに芸術祭/アートプロジェクトや美術館/博物館(私は加えてギャラリーも)など、複数のアートマネジメントの現場を経て、現在はそれぞれでの経験を横断させるように企画の仕事をしている共通点が見つかりました。そんな動きをしていると、一般的なアートマネジメント職の人々と比べても、つかみどころの無い動きをしているイメージを持たれることも多く、きっと池田さんも私と同じ感覚で仕事をしているんじゃないかなと思っています。
お互いの仕事のスタンスから、東京と関西のアートシーンの比較、さらにお互いが見て、感じているいまのアートシーンの特徴や疑問点まで、広い視野で話題を展開できればと思っています。またアーティストとは異なる、アートマネジメント職のキャラクターに触れていただける機会にもなれば幸いです。

開催日時

2023年12月22日(金)19:00-20:30(受付開始 18:45 )

参加費

無料

定員

25名


山中俊広
ギャラリスト/キュレーター

1975年大阪生まれ。大阪府立大学経済学部卒業。大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士前期課程修了。
ギャラリストの活動として、「YOD Gallery」ディレクター(2008-11年)を経て、2013年に大阪市此花区にコマーシャルギャラリー「the three konohana」を開廊し、今年で10周年を迎える。
2012年よりフリーランスでのキュレーターの活動を始め、これまでの主な活動に「HUB-IBARAKI ART PROJECT」チーフディレクター(2019-22年)、「飛鳥アートヴィレッジ」プログラムコーディネーター(2013-19年)、「奈良・町家の芸術祭 はならぁと」アートディレクター(2014-15年)など、関西の複数の芸術祭・アートプロジェクトで全体統括を担当するディレクター職のほか、「大阪アーツカウンシル」委員(2018-21年)などを経て、現在は2023年より「大阪芸術大学博物館」の学芸員に就いている。
また、大阪芸術大学芸術計画学科と近畿大学文芸学部文化デザイン学科で非常勤講師として、それぞれアートマネジメントの科目を担当している。

キュレーター 池田 佳穂/Kaho IKEDA
池田佳穂
キュレーター

2016年より東・東南アジア中心に、土着文化や社会情勢から発展したコレクティブとDIYカルチャーを調査。国内外で展覧会・パフォーマンス・教育プログラムが複合した横断的なキュレーションを行う。近年の実績は「レシピライブラリー」(Rumah Budaya Sikukeluang/INTA-NET KYOTO同時開催、2022)、「オープンパークMINE:ストリート/どう遊ぶ?」(山中suplex別棟MINE、2023)。森美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年春に独立。


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