開催概要

本展の運営アシスタントを務める山下港さんが企画した鑑賞プログラムです。
本展キュレーターの池田佳穂さんも参加し、会期中の全プログラムを振り返りながら、参加者とともにバグスクールの作品に改めて向き合います。
またバグスクールならではの一風変わった作品解説トークも予定しています。予約は不要です、お気軽にご参加ください。

【プログラム企画者(山下港)から皆さんへ】
2月2日最終日、バグスクール2024の記憶が走馬灯のように蘇る・・・っ!
昨年12月18日に始まった「バグスクール2024:野性の都市」は、休館日を除くと32日間の日程で開催され、その中でなんと30ものプログラム等のイベントが開催されました。そのどれもが、作家・キュレーターと参加者の皆さんの想いと熱が詰まった濃密な時間でした。
でも、気が付けば、ついにフィナーレの時・・・。
あの素晴らしい時間がこのまま過去のものになってしまうなんてもったいない!今改めて、全ての企画を振り返り、みんなで体験を共有し合いましょう。何度も参加された方も、残念ながら参加できなかった方も、みんなで話しましょう。
そしてその上で、最後の鑑賞ツアーを開催します。作家のプログラムを経て、作品の見方に何か変化は生まれたでしょうか?欲しい作品は出来たでしょうか?改めて、作品と向き合ってみます。
でも、創意工夫に富んだプログラムをご覧になった皆さんにとって、ただの作品解説だと刺激が足りないかもしれませんね・・・。 そこで考えました。世の中にはびこる安易な美術用語にNOを突きつけるパンク的作品解説をお届けしたいと思います。池田さん、モチーフ、ディティール、プリミティブ・・・NGです。
最後まで全力で駆け抜けるバグスクール2024を、どうぞよろしくお願いいたします。

開催日時

2025年2月2日(日)11:00 – 12:00

参加費

無料
事前予約不要

山下港/Minato YAMASHITA

1988年生まれ。東京大学先端科学技術センター所属。バイオテクノロジーの研究をしながら、アートの活動も幅広く展開しています。アートとサイエンスの根底に共通してある人の素朴な関心に、新鮮な気付きと感動が生まれる企みを目指しています。アーティストとサイエンティスト、そのどちらでもない人とが接し、繋がり、刺激し合い、創発が起こるような時間と場を生むための触媒になりたいんです。
主な展覧会歴として、個展「Unit―単位―」(代田橋 納戸 / gallery DEN5、東京 、2024)、グループ展「誕生日」(新宿ゴールデン街ソワレ、東京、2023)など。
主なキュレーター実績として、加川日向子個展「橙の木」(バックパックブックス、東京、2024)、O JUN×田中裕貴「湖と思春期」(バックパックブックス、東京、2024)など。

池田佳穂/Kaho IKEDA

インディペンデント・キュレーター。2016年より東・東南アジア中心に、土着文化 や社会情勢から発展したコレクティブとDIYカルチャーを調査。展覧会・パフォー ミングアーツ・教育プログラムなどを複合した横断的なキュレーションに関心をも つ。森美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年春に独立。山中suplexの共同プログラムディレクター。BUGアートセンター、神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondのゲストキュレーター。そのほかインディペンデントとして国内外の展覧会・プログラムに携わる。