内海潤也
石橋財団アーティゾン美術館学芸員

主な企画展に「ジャム・セッション 山城知佳子×志賀理江子 漂着」(2025–2026年)、「ジャム・セッション 毛利悠子 ピュシスについて」(2024–25年)、「第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap」(2023年、いずれも全てアーティゾン美術館)。2025年7月に設置したアーティゾン美術館屋外彫刻作品、レイチェル・ホワイトリード《Artizon Conversations》の企画・制作を担当。

沢山遼
美術批評家

1982 年生まれ。美術批評。武蔵野美術大学美学美術史研究室准教授。著書に『絵画の力学』 (書肆侃侃房、2020 年)。共著に、国立新美術館編『今、絵画について考える』(水声社、2023 年)などがある。

能勢陽子
東京オペラシティアートギャラリー シニアキュレーター

1997年から2024年まで豊田市美術館学芸員。2025年から東京オペラシティアートギャラリーシニアキュレーター。これまで企画した展覧会に、「テーマ展 中原浩大」(2001年/豊田市美術館)、「曽根裕|ダブルリバー島への旅」(2002年/豊田市美術館)、「ガーデンズ」(2006年/豊田市美術館)、「Blooming:日本–ブラジル きみのいるところ」(2008年/豊田市美術館)、「Twist and Shout Contemporary Art from Japan」(2009年/バンコク・アート&カルチャーセンター/国際交流基金主催・共同企画)、「石上純也–建築の新しい大きさ」展(2010年/豊田市美術館)、「反重力」展(2013年/豊田市美術館)、「杉戸洋−こっぱとあまつぶ」展(2016年/豊田市美術館)、「ビルディング・ロマンス」(2018年/豊田市美術館)、「あいちトリエンナーレ2019」(2019年/あいちトリエンナーレ実行委員会:名古屋市、豊田市)、「ホー・ツーニェン:百鬼夜行」(2021−2022年/豊田市美術館)、「ねこのほそ道」(2023年/豊田市美術館)、「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」(2024年/豊田市美術館)。美術手帖、WEBマガジンartscape等に、執筆多数。

百瀬文
美術家

1988年東京都生まれ。2013年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。映像によって映像の構造を再考させる自己言及的な方法論を用いながら、他者とのコミュニケーションの複層性を扱う。近年は映像に映る身体の問題を扱いながら、セクシュアリティやジェンダーへの問いを深めている。主な個展に「百瀬文 口を寄せる」(十和田市現代美術館、2022年)、「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG East Factory Art Gallery、東京、2020年)、「サンプルボイス」(横浜美術館アートギャラリー1、神奈川、2014年)など。主なグループ展に「国際芸術祭 あいち2022」(愛知芸術文化センター)、「新・今日の作家展2021 日常の輪郭」(横浜市民ギャラリー、神奈川)、「彼女たちは歌う」(東京藝術大学 美術館陳列館、2020年)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京)など。主な作品収蔵先に、東京都現代美術館、愛知県美術館、横浜美術館などがある。2016年度アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けニューヨークに滞在。

やんツー
美術家

1984年、神奈川県生まれ。今日的なテクノロジーが導入された動きを伴う装置、あるいは既存の情報システム、廃品などを誤用/転用/ハッキングする形で組み合わせ、平面や立体、インスタレーション、パフォーマンスといった形式で作品を発表している。テクノロジーによって無意識化/隠蔽される政治性や特権性を考察し、明らかにしていくことを試みる。文化庁メディア芸術祭アート部門にて第15回で新人賞(2012)、同じく第21回で優秀賞(2018)を受賞。TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト寺瀬由紀賞。ACCニューヨーク・フェローシップ(2023)にて6ヶ月渡米。近年の主な展覧会に、「MOTアニュアル2023」(東京都現代美術館、東京、2023)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)、「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京、2018)、あいちトリエンナーレ2016(愛知県美術館)などがある。また、contact Gonzoとのパフォーマンス作品や、和田ながら演出による演劇作品発表など、異分野とのコラボレーションも多数。